役者LIVE、というもの
役者LIVE、チケット発売になりました。
どうも、彩花です。
これまで何度かライブ出演、実はお話を頂いていたのですが、すべてお断りをしてきていました。
それがなぜ、今回出演したいと思ったのか、経緯についてお話したいと思います。
それが、役者LIVE本番にも結びついてくると思うので。
私は小学校と高校、合わせて7年くらい、合唱をやっていました。
私の表現の根源といっても過言ではありません。
みんなと一緒に何かをするのが好き。
当時から変わらないこと。
小学校も高校もそれなりに強豪校だったので、県大会は毎年通過、高校では全国大会へ出場を果たす等、活発でした。
って言うとね、「うまいんじゃん!」って言われるんですよ!
違うんですよ!
みんながいてくれるから、両サイドに仲間がいてくれるから歌えるんですよ!
いい意味で、多少とちってもカバーしてもらえるんですよ!
ブレスが続かなければカンニングブレスすればいいんですよ!!!
個人の力が弱くても、みんながいたからそこにいられたんです。
とはいえ、それでも毎日鍛錬はしていました。
そりゃそうだ。
基本的な筋トレと発声は必ずやっていました。
一日さぼると取り戻すのに三日かかると言われていたから。
友達と遊ぶこともほぼなく、活動に力をいれていました。
……という鍛錬も、正直今はやっていないわけです。
なまりまくってるんです、私の声帯。
全盛期の頃ほど、歌えなくなってしまったのです。
なまじ自分の実力が分かっているだけに、あの頃ほど歌えないのにライブに出るのはいかがなものなのだろうか……と、人前で歌うことは避けてきた俳優人生でした。
で、声をかけてもらった役者LIVE。
最初はぶっちゃけ、今回もお断りしようと思っていました。
だけど、主催である萌恵さんに、今回開催するにあたって
「自分の人生に関わる歌を歌ってほしい」
と言われたことがきっかけで、あ、出てみたいって思えるようになったのです。
私が歌をうたっていた頃、表現っていうのは、例えば「抑揚」とか「強弱」とか、楽譜に書かれている記号を遵守すること。
常に響きを高いところで維持すること。
コンクールを通過するためのテクニック重視の歌でした(もちろんそれもめっちゃ大事なんだけど)。
年齢を重ね、(当時はなるなんて思ってなかったけど)俳優の道に進んで、これは各々の価値観だけど、私たちは「自分」を使って役を作っていく、ということを習いました。
板の上で繰り広げられる、いわば「嘘」を、限りなく「真実」に近づける為です。
そう、私は、これまで共に歩んできた「歌」も、今の自分だからできる表現で、皆様に届けてみたいのです。
歌を生業としている人ほど、うまくないかもしれません。
ですが、私の表現のはじまり、「歌」というものと再会して、今度はどんな音を奏でられるのか。
自分もわくわくしてますし、皆様にも聴いてほしいのです。
俳優ならではの「言葉」を、音にのせて、貴方へお届けします。
ぜひ、一日限りですが
聴きにいらしてくださいませね。
彩花