演劇マゾヒスト
どうも、彩花です。
すごい時が経ってしまったのですが、四月末に受講した「表現者の為のノンバーバルコミュニケーションWS」について、ちょこっと振り返りをしようと思います。
元々劇団にいた頃からずっとやってきた身体表現ですが、五日間というロングのお稽古は初めてでした。
この頃はなかなか舞台のお稽古も少ないので、こういう場を設けて頂けることがありがたいし、自分にあったWSを探すのって大切だなと思いました。
ちなみにカメラも持って行ったよ。
みんないい顔してたんだわこれが。
シャッター切りまくった!
フルで参加の方、単発で参加の方、様々な境遇をもった方が受講していて。
始めましての方から、懐かしい顔ぶれまで、でも最後にはそんなの関係なく、表現者として信頼できる関係性になれたのではないかと感じています。
ノンバーバルコミュニケーション、つまりは「言葉をつかわないコミュニケーション」のお稽古や作品に関わる際、いつも出てくるのが、私の大好きなYUIさんの「Why?」という楽曲の歌詞。
「どうして人は言葉を持ったのだろう?」
私は俳優。
言葉を操る職業。
ただ、言葉だけで人の心を動かせたら、多分もう人間がお芝居をする意味なんてないし、かの有名な指導者たちも英雄になれなかったわけです。
見えたいのは 目の奥の 心なのです
NVCは、心が顕著に見える。
言葉という壁が取っ払われて、露になる其れが、とても愛しいし、真実。
ここに「言葉」という要素を足した時に、如何に其れを「枷」にしないかが、ずっと難しい。
身体は正直だから、嘘をついたらすぐ分かっちゃうし。
当たり前だけど、お芝居って簡単にできないんだな~って思うよね。
前もちらっとご紹介しましたが、我々俳優は「残酷さえもエンターテインメントにできる」のです。
傷つくことが正義ではないけれど、挫折を味わった人間は、奥が深い。
いつまでも生ぬるいところにいないで、私ももっともっと、味わい深い人間になりたいと思いました。
そう
だって私は
演劇マゾヒスト
彩花